院長エッセイ~育む~
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植物は環境次第で育ち、花を咲かせ、実がなります。脳神経は植物のように育む必要があります。
日々の生活の中でヒントにして頂ければと思い、私自身の取り組み方などを綴っています。
2025年12月
周期関数
ある周期で同じ状態が繰り返される出来事を数値化したものを周期関数といいます。図形にすると分かり易いですが、代表はSの字を横にしたようなサインカーブです。時計などの360度一回転して元に戻り同じ回転を繰り返すもの、月の満ち欠け、季節の移ろい、音楽のリズムなど日常にも様々なものがあります。私は数学の中でも動きに乘って遊べるような周期関数が好きでしたが、ここでは数学的なお話ではなく、日常や人生で現れる周期関数について考えてみます。
浮き沈み、好不調、山あり谷あり、塞翁が馬、禍福は糾える縄の如し、楽あれば苦ありなど、人生を表すたくさんの言葉がありますが、いずれも周期的に変化することを述べています。しかし、その周期が長くなると、そのパターンがわかりづらくなり、周期性も感じられなくなります。しかしそこには確かに周期的に訪れるものがあるようです。少し短い周期を意識して振り返ってみると、個人的な事でも思い当たることがあると思います。
日頃に時々周期を意識すると、心の問題から、仕事や家事までいろいろと役に立ちます。心が底に沈んでも先が読めて、次に浮かび上がる希望が持てます。私は「12」を周期に数えることをよくやります。時計のイメージがあり、12は6や4や3に分解できますので、この周期を組み合わせて複雑な事も整理して取り組めます。手術中の作業もリズムが良くなり、集中力も増します。無意識に体内時計も精度が良くなり、昼寝も10分15分が正確にとれます。周期は自由に設定できます。ジャズスタンダードのテイクファイブは通常の4拍子ではなく変則5拍子です。
好きな数字の周期でリズムよく暮らしてみましょう。
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