初めての方へ

小さな症状でも
気になることがあればご相談を

頭痛、めまい、吐き気、物忘れ、言葉のもつれ、耳鳴り、難聴、手足のしびれや脱力、顔のぴくつきや痛み、肩こりなどの神経に関する症状、その他お困りのことがあれば、何でもお気軽にご相談ください。
当院では、首・腰の痛みや、首・腰から生じる手足のしびれなど、脳脊髄神経に関わるさまざまな症状について診察をしています。

院長インタビュー

Q.脳神経外科を目指した
きっかけについて
教えてください。

院長インタビュー

理工系の大学を目指していましたが、親族がいろいろな病気になり、医療関係者がいなかったため、みんなの要望もあり変更して医学部としました。
脳神経は全身の状態にも関わるので幅広く勉強できることと、自分の性格、身体特性を考えて選びました。途中かなりきつい時期もありましたが、今は経験と技術から病気が見えるようになり、やり続けて良かったと思っています。

Q.この土地はどんな理由で選ばれましたか?

Q.この土地はどんな理由で選ばれましたか?

大型機器、駐車場など診療にはある程度広い土地が必要です。また脳神経を癒すには良い自然環境も必要です。適当な場所がなかなか見つからなかったところに、山だった、ここの地主さんとお会いしました。
地主さんは「たくさんの方から、譲って欲しいと言われるが、あなたならここを世のために活用発展させてくれそうだから譲る」と言って下さいました。

Q.開院当初(1992年)はどんな様子でしたか?

Q.開院当初(1992年)はどんな様子でしたか?

当時長崎には脳神経外科の施設が少なく、連日連夜救急の要請がありました。夕方まで外来を行い、夕飯時から手術を始め、午前様に終了することが当たり前という状況でした。妻も手伝っていましたので、我が家の幼い三人の子供たちは、ほとんどほったらかしの状態でした。

Q.そんなご多忙の中で診療以外の活動もされていたと伺いましたが。

私もまだいろいろと勉強すべき時でしたので、国内外の一流の先生方をお招きしたり、外国への出張、学会発表、講演なども意欲的に行っていました。視野が広がり、今もその頃培った技術的財産が基本になっています。

Q.当初の建物と較べますと外観も大きく変化していますね。

Q.当初の建物と較べますと外観も大きく変化していますね。

お隣の土地を頂き、駐車場や遊びのスペースを増やし、3階にリハビリ室を作り、展望エレベーター付き時計台をシンボルマークとしました。また大型の3T-MRIを導入するために新たな建物を建設しました。

Q.3T-MRIは高価だと思いますが、なぜ必要だったのですか?

Q.3T-MRIは高価だと思いますが、なぜ必要だったのですか?

2007年から稼働していますが、当時九州では熊本大学、九州大学に次いで3番目に導入した器械です。神経や血管の細かい撮影が可能となり、病気の原因確定に加えて、細やかな手術を自信を持って進める事ができるようになりました。

Q.脳神経の治療に際して大切にされていることは何ですか?

脳神経外科の仕事は、傷んだ脳脊髄や神経を作り変えることではありません。
あくまでその周りの環境を良くして、修復を促す事です。

従いまして、手術だけではその目的は達せられませんので、患者さんにも自ら姿勢や運動、栄養などに気を配り、取り組むことをご理解頂いています。脳神経は植物のように、環境次第で生き生きとしてきます。

Q.脳神経の手術はとても繊細で難しそうですが、普段から心掛けられていることは?

Q.脳神経の手術はとても繊細で難しそうですが、普段から心掛けられていることは?

プロであれば、どんな分野でも緊張して仕事をされています。皆さんそれを克服するために努力をされています。私は心身に無理のない自然体を最も心掛けていますが、これがとても難しく、雑念が湧いたり、肩に力が入ったりします。自然体の乱れは自律神経の乱れと同じことです。自律神経は脳に始まり、背椎の周囲を下り、様々な臓器に行き渡っていますので、まず姿勢と呼吸を整えます。これが基本です。そしてその上に様々な方法を重ねていきますので、普段から心身が柔軟になる訓練を行っています。泳いで身体を調整し、ピアノで左右の脳と指のバランスを整え、絵を描いて手術のイメージを作り易くし、数学で論理的な整理の訓練を行ったりしています。
                            3階のバランスパワーリハビリでは皆さんに基本を実践して頂いています。

Q.今後の展望についてお聞かせください。

Q.今後の展望についてお聞かせください。

医療は日進月歩で発展しています。器械もどんどん開発され、高価になっています。もちろん可能な限り新たな医療機器を導入したいと思いますが、何よりも大切なのは基本です。脳神経はとても複雑で容易に扱えるものではありません。先ほども話しましたように、脳神経外科は脳神経の環境を整えるのが仕事です。その為の細やかな技術が基本になります。次の世代が私の持てる力を引き継ぎ発展させてくれることを期待しています。ほったらかしで育てた三人の子供たちも成長し、長女が麻酔科専門医、長男次男二人が脳神経外科専門医となっています。
新たな森の木にもご期待下さい。

ドクター紹介

院長 古賀久伸

院長略歴

専門・所属学会

手術経験(主執刀医として)

1987年3月〜2021年7月時点

副院長 古賀嵩久

略歴

専門・所属学会