植物は環境次第で育ち、花を咲かせ、実がなります。脳神経は植物のように育む必要があります。
日々の生活の中でヒントにして頂ければと思い、私自身の取り組み方などを綴っています。 

2026年8月

夏は省エネで

 

暑い日が続き、連日「外出を控えて、エアコンを適切に使用して」と呼びかけられています。脱水、熱中症には十分気をつけられて下さい。今回はエアコンの省エネの話ではありません。「心頭滅却すれば火もまた涼し」という禅僧の逸話がありますが、これは無念無想で逆境を乗り越える話ですが、この時脳内は穏やかで、いわば極めて涼しい状態になっているということです。無駄なエネルギーを使わない省エネ状態です。ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンの三大脳内物質に加えて、脳内麻薬ともいわれるβエンドルフィンなどが適度に働いた快適状態です。

 

前回、ドーパミンの持続点滴状態をお話しましたが、これを基本にして、安心感を与えるセロトニン、興奮を鎮めるGABA、幸福感をもたらすβエンドルフィンを混ぜ合わせた状態をイメージします。とは言っても、日々の中でどうするの、ということになりますので、例をあげてみます。

 

ノルアドレナリンによる興奮状態は、頭に血が上った状態とも言えますが、これは主観的考えが大勢を占めている時です。従って客観的に状況を捉えることにより、セロトニンを増やします。セロトニンの青色イメージをベースにして、周りをよく観察して、物や人物の色、形、状態などをよくみて、その程度などを数値化します。理数系の教科は客観性を養い、脳のスイッチ切り替えにも効果がありますので、私は今も大学受験の数学や物理などは雑念払いとボケ防止のために利用しています。日ごろからセロトニンの材料となるトリプトファンを含んだ乳製品や大豆製品の摂取も心がけ、適度な運動も行い、いつでもセロトニンが導入できるようにしておきます。GABAやβエンドルフィンも同様ですが、エンドルフィンは物事を深刻に考えずに、ユーモアをもって物事を捉えるとたくさん放出されますので、ダジャレや川柳で日ごろ遊ぶのもいい準備になります。

 

瞑想は脳の省エネ状態ですが、雑念がわけば留まらせずに封印して軽く流し、静かな呼吸に身を委ねます。これは、型にはまってやる必要はなく、いつでもどこでも、短時間、瞬間的にでも行えば習慣化できます。環境に左右されず、自分の脳の中で穏やかに遊べば、年中快適に過ごせます。いろいろと試してみてください。 

 

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